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松本の玄向寺が「笠地蔵プロジェクト」 お米や野菜募る

食料品の提供を呼び掛ける玄向寺の荻須副住職

 松本市大村の玄向寺(荻須眞教住職)が、県内の経済的に苦しい家庭に配る、年末年始を過ごすための米や野菜などを募っている。今年は新型コロナウイルスの影響で減収や失業した家庭も増えていると見込まれる中、「笠地蔵プロジェクト」と銘打ち、幅広く協力を呼び掛けている。

 県内各地で「こども食堂」を展開・支援しているNPO法人・ホットライン信州の年末年始の取り組みに協力する。12月4日まで食料提供や寄付金を受け付け、ホットライン信州が11日に長野市内で行う食料の仕分け作業に合わせて寄贈する。
 今月下旬からラジオ番組などで呼び掛け始めたところ、池田町の農家から昨年収穫したもみ米100キロが寄せられた。一般家庭からも食料提供の申し出などが来ている。
 2年前から同法人に協力する玄向寺の副住職・荻須真尚さん(45)は、コロナ禍で外食産業が振るわず、米や食料品を余らせてしまった農家・事業所が出ていると見込む。その上で「多くの善意で、(昔話の)『笠地蔵』のように無事に年を越せる家庭が少しでも増えれば」と願っている。問い合わせは玄向寺(電話0263・46・1393)へ。