政治・経済

池田 歳出削減に厳しい声 住民説明会 災害対策費不足に懸念も

 財政難で来年度予算編成に向けて大幅な歳出削減に取り組んでいる池田町は26日、町多目的研修センターで、町の予算と財政状況に関する住民説明会を開いた。約60人が参加し、「災害などに備えるべき財政調整基金が経常経費に使われているのでは」など、厳しい指摘が相次いだ。

 甕聖章町長は冒頭、「財政見通しの甘さ、責任を痛感している。住民の皆さんにも負担をお願いしなければならないことをおわびしたい」と陳謝し、現町政における主要事業について経過説明した。
 しかし、財政状況が逼迫した経緯の説明が不足しているとして、参加者からは「このまま行ったら大変なことになると、庁内や議会から指摘はなかったのか」「貯金を使い尽くして大きな災害があったらどうするのか」といった質問が出された。
 令和7年度までの財政シミュレーションの説明では、財政調整基金残高は現在1億3100万円となっているものの、決算時には3億3100万円になるとし、歳出削減を行えば同水準を維持できるとした。
 町が用意した資料は文章化されておらず、一般住民にはわかりづらい部分もあり、町民生活に関わる歳出削減案についても参加者から「なぜ事前にホームページで公開しないのか」と町の姿勢を疑問視する意見が出された。