地域の話題

松本のリュウチャンユエ君 11歳で英検1級合格

1級の合格証明書を手にしたリュウ君

 松本市島内のインターナショナルスクールオブ長野(ISN)小学部5年生・リュウチャンユエ君(11)=松本市=が、実用英語技能検定(英検)の1級に合格した。その場で与えられた時事問題に英語で意見を述べる能力も求められる英検の最高峰で、県内の合格者上位2%以内に入る好成績で一発合格を果たした。

 英検は、日本英語検定協会が年3回実施する国内最大規模の英語検定試験で、5級から1級までの7段階ある。1級は、幅広い社会活動で求められる英語を高いレベルで十分に理解し、自分の考えを持ち、使える力が求められる。筆記とリスニングの1次試験、面接形式の2次試験がある。
 劉君は日本で生まれ、4歳からISNプレスクールに通い、6歳から小学部に通う。ISNでは英語、家庭で中国人の両親とは主に中国語、地域では日本語と、日常的に複数の言語を流ちょうに使い分けている。ISNに入ったころは英語は全く分からなかったが「6歳ころからしゃべれるようになった」という。
 英語力の目安として小学部1年生で準2級、3年生で2級、4年生で準1級に挑み、全て1回で合格した。1級の受検は今春、家族と相談して決めた。ニュースを見て家族と議論したり、時事問題を考えたりする機会を意識的に持つようにして備えた。7月から試験問題集での勉強を始め、今秋の本年度2回目の検定に挑んだ。
 ISNの栗林梨恵代表は「自分から興味を持たなければとてもできるものではない、難しすぎるともいえる検定」とし「やればできるということをあらためて教えてくれた」と劉君をたたえる。日本英語検定協会広報部(東京都)は「合格するには大人でも相当な努力が必要で、小学生の合格は本当に素晴らしい」とする。
 劉君は科学や歴史に興味があり、ISNのスポーツクラブではクラブ長を務め「穏やかに的確にみんなをまとめるリーダー」の顔も持つ。劉君は1級合格を「うれしかった。努力したことがいい成績になってよかった」と喜び、次は国際的な英語テストでの高得点を目標にしている。

連載・特集

もっと見る