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明科の国道403号 土砂流入防ぐ工事が完了

工事が完了した現場

 県が安曇野市明科東川手の国道403号で進めていた、北側斜面の沢筋などから道路に土砂や沢水が流れ出るのを防ぐ「道路横断排水工」の工事が完了した。矢越洞門西側の約500メートル区間内で既存の2カ所を改修したほか、1カ所で新たに設けた。大雨や台風でも道路に土砂や沢水があふれにくくなり、今までより安全に通行できる環境が整った。

 道路の下に「ボックスカルバート」と呼ばれる断面が1メートル四方のコンクリート製の箱形構造物が埋設されており、山から流れてきた土砂や沢水がこの排水路を通って道路南側の潮沢川に排出される構造になっている。
 工事は7月下旬に始まり、今月初旬に完了した。事業費は約2200万円となる。
 改修前の2カ所は、埋設されていたコンクリート製の管が内径30センチしかなかったため、目詰まりしやすかったという。新たに設置した1カ所にこれまで、道路に沿う水路があったが、擁壁の部分で幅が狭く詰まりやすくなっていた。大雨や台風で土砂や沢水が頻繁にあふれ、通行中の車に危険が及ぶ心配があった。土砂の撤去作業で一時的に通行止めにもなっていた。
 現場は安曇野市と筑北村を結ぶ道路で、トラックなどの大型車も多く利用する。県が平成27(2015)年度に行った調査で平日24時間の交通量は約3400台と、山間部にしては多いという。県安曇野建設事務所は「今回の工事でこれまでより確実に安全度は上がった」としている。