政治・経済

池田の歳出削減、7年度までの試算で財調基金維持も福祉基金はゼロに

町が財政シミュレーションを示した議会全員協議会

 来年度予算編成に向けて歳出削減に取り組んでいる池田町は24日、町議会全員協議会に令和7年度までの財政シミュレーションを示した。歳出削減を行えば町の貯金に当たる財政調整基金残高を3億~4億円台で維持できるものの、福祉基金残高は7年度にはゼロになるなど厳しい見通しを示した。財政危機の責任を取り、特別職の給与を3~5年度に、町長は10%、副町長と教育長は7%削減するとした。

 財調基金残高は9月時点で約1億2400万円だったが、地方交付税交付金が想定を上回ったことなどから予算より繰入額が少なく済み、年度末には3億3100万円に戻せる見込みだ。3~7年度のうち財調基金の取り崩しを行うのは5、6年度のみとし、7年度末残高は3億5500万円とした。
 現在9700万円ある福祉基金は3~6年度で全て使い切る。特定目的基金も毎年度取り崩し、7年度末残高は3億8300万となる。普通建設事業費抑制のため、4年度の美術館空調設備更新(1億7000万円)や、6年度の役場庁舎外壁修繕(3400万円)などが先送りされた。議員からは「後の負担増になる」「福祉基金をゼロにしていいのか」と懸念する声が上がった。
 来年度着手予定だった会染小学校の大規模改修と会染保育園の施設整備については「あり方研究会で検討中で額が示せない」として試算から外した。このため「いつやるのか示すべきだ」などと厳しい批判が相次いだ。
 町は26、27日に財政問題に関する住民説明会を開く。

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