政治・経済

塩尻市のふるさと納税返礼品 腕時計と漆器のセットを追加 地場産品で魅力発信

返礼品として用意するセイコーエプソンの腕時計と木曽漆器の弁当箱の組み合わせ

 塩尻市は、応援したい自治体に寄付をすると税の優遇が受けられる「ふるさと納税寄付金」の返礼品に、地元のセイコーエプソン社製の腕時計と、化粧箱となる木曽漆器の弁当箱を組み合わせた独自のセットを加える。限定10セットを用意し、12月上旬以降の受け付け分で提供する。24日の定例記者会見で小口利幸市長が発表した。

 返礼品を「365日使ってほしい」という思いで、「36万5000円」を寄付した場合に選べるようにする。地域に根付く最先端の精密加工技術と伝統技術を通じて、塩尻への関心を集める。
 腕時計は腕の動きで発電や蓄電が可能な新開発の機構「スウィングジェネレーター」を搭載した最新モデルで、「TRUME(トゥルーム)」のブランドで11月に発売された。「グリーン・ホワイト」「ブラック」「ブラウン」の3種類がある。
 化粧箱として組み合わせる「かぶせ弁当箱」は木曽ヒノキの白木に白漆、布張りの黒漆、摺漆の3種類を用意する。ふた付きで幅16センチ、奥行き9センチ、高さ6・5センチで、時計の種類に合わせて組み合わせる。
 腕時計はセイコーエプソン塩尻事業所製で、弁当箱はいずれも伝統工芸士の木曽平沢の家具・漆塗り職人が手掛けた。1セットが12~13万円相当で、小口市長は「地元産品の組み合わせで返礼品にふさわしい」と述べた。
 市には本年度、ふるさと納税の制度を使って、10月末までに1億8000万円が寄せられた。例年の寄付のピークは11月~12月で、昨年度は過去最高の6億3000万円に上った。返礼品は金額ベースで95%を占める高級腕時計が人気で、今回の企画が好評の場合、継続的な返礼品メニューに加えることを検討する。

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