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平出一里塚の説明板新設 元塩尻中生の調査基に

新設された説明板と、郷土の歴史班として調査した(左から)根橋君、太田さん、関澤君

 塩尻市宗賀の旧中山道平出一里塚(市史跡)に、説明板2基が新設された。平出博物館友の会が設け、説明板の文面は昨年度、塩尻中学校の学習班「郷土の歴史班」に所属し、一里塚付近にあったとされる立場茶屋について調べた5人の調査を基にした。23日に現地で除幕式があり、友の会の会員や生徒らが完成を祝った。

 現在高校1年生の根橋紅夕郎君(16)、太田裕那さん(16)、関澤勇太君(16)、今井桜空さん(16)、今井星空さん(16)が調査した。根橋君らは昨年夏、一里塚付近に立場茶屋があったことを知り、どこにあったか調べることにした。旧中山道を通った人たちの紀行などを調べ、一里塚から南西約1キロの場所にあったと結論づけた。
 説明板は縦60センチ、横120センチ。南側の塚の説明板には幕末から明治の初めころに平出一里塚で撮影された写真を、北側の塚には一帯を描いた絵図を使った。いずれも江戸時代後期の文人・太田南畝の『壬戌紀行』に出てくる茶屋の記述を添え、茶屋があった地点を紹介している。太田さんは「学習成果を後世に残る形にしてもらい、うれしい」と話していた。
 説明板は市の新型コロナウイルス感染症対策観光振興事業の支援金を活用した。友の会はこのほか平出遺跡公園周辺に説明板1カ所、道標4カ所を整備した。

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