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チロルの森 家族で満喫 3連休初日 閉園直前 惜しむ声も

 3連休初日の21日、塩尻市北小野の信州塩尻農業公園チロルの森は、家族連れやカップルでにぎわった。29日の営業を最後に閉園することが9月に発表されて以来、週末のたびに2000人近くが訪れている。第3波とも言われる新型コロナウイルス感染者数の急増が影響したのか、このところの入り込みに比べると下回ったものの、例年の4倍以上という1300人が訪れた。

 園内を巡回する汽車形の車・チューチュートレインは満席が続いた。動物との触れあいが楽しめる人気スポット・丘エリアに到着すると、子供たちが次々に降り、目当ての動物に向かっていた。
 閉園が迫る中、動物の行く末を心配し「引っ越し先」を知らせるボードをじっと見つめる人もいた。塩尻市大門桔梗町の会社員・小林良さん(29)は「こうやって知らせてもらうと安心できる」と笑顔を見せ、スタッフが描いた動物のイラストに「愛を感じる」と話した。ヒツジと記念写真を撮った岡谷市の小学校2年生・宮坂沙希さん(7)は「また会いたい」と別れを惜しんだ。
 定休日があるため、この日の営業が終わると、開園日は残り5日となる。帰っていく来園者を見送ったスタッフの平谷里美さん(54)は「大勢の方に来ていただきうれしいような、切ないような複雑な気持ち」と胸の内を話していた。