地域の話題

信大生 銭湯で農産物販売 仲間と育て 地域交流

サツマイモを持ち寄り並べる杉橋さん(富士の湯)

 信州大学松本キャンパス(松本市旭3)所属の農業サークル・洞楽村の学生約20人が育てた農産物が、松本市公衆浴場組合(8事業者)に加盟する銭湯で売られている。公衆浴場を介し学生が地域との交流を育んでいる。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となった大学祭「銀嶺祭」で、学生たちが焼き芋にして売る計画だったサツマイモやカボチャをどれでも一つ100円で販売している。加盟銭湯を巡回して住民の反応をみながら、順次ネギも並べる。
 週に4度は街中の銭湯を利用する同サークル長で人文学部2年の杉橋雅優さん(20)が、浴場組合の阿部憲二朗組合長(64)=富士の湯=との縁に、販売機会を得た。来季の種苗代を確保する学祭に代わる場として、阿部組合長が加盟銭湯に相談を投げかけた。大学講義のオンライン受講が続く杉橋さんは「銭湯に来ればいろいろな出会いや話題がある。学生と銭湯もつなぎたい」と話していた。