政治・経済

年末商戦も3密警戒 期間延長や宣伝工夫

ウィンターフェアに合わせて設置されたクリスマスツリー(松本パルコ)

 ウィンター、ブラックフライデー、クリスマス―。松本地方の商業施設で年末商戦のキャンペーンが始まった。21日からの3連休で商戦が一気に本格化するとみられる中、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う消費動向の変化を受けて、施設側は客足分散化、プロモーション活動の変更を図っている。来店客側も連休前に買い物を済ませるなど感染リスクを下げる工夫をしている。

 県内最大級の商業施設・イオンモール松本(松本市中央4)は20日、年末商戦の幕開けと位置付ける「ブラックフライデー」を開始した。店内の「3密」を避けるため、期間は前年の2倍となる10日間としている。例年は毎日先着順だった記念商品の配布は今年、来店客がスマートフォンを使い、開店から正午までの間に受け取る方法に変えて開店直後の混雑緩和を図る。
 天候がぐずつく日は客足が伸びる傾向にあり、店側は3連休もまずまずの客足を見込む。その中で20日に来店した里山辺の女性(50)は「連休や夕方は混むと思って午後の早い時間に来た」、今井の女性(33)は「食事はしないで買い物が済んだら帰る」と話すなど来店客も自ら感染防止策を工夫していた。
 松本パルコ(中央1)は20日、洋服などを購入するとクーポンを発行する「ウィンターフェア」を開始した。店頭には高さ6メートルのツリーを設置してクリスマスの雰囲気を演出する。例年はこれからギフト需要が高まるが、今年は人が集まるパーティーの開催は難しいとみて、「コロナ禍で頑張る自分へのご褒美」としてのギフトにプロモーションの力点を置く。同店広報担当は「暖かい日が続いて冬物の販売は鈍くなっている。今後の気候も気がかり」とする。