政治・経済

塩尻市独自 車の急発進防止装置補助 コロナ禍で利用伸び悩み

自動車に取り付けられた急発進防止装置

 高齢ドライバー向けに「自動車急発進防止装置」の購入・設置費用を補助する、塩尻市独自の制度の利用が伸び悩んでいる。制度を始めた昨年度末に申請が殺到したため、市は本年度当初予算に1200万円(560台分)を計上したが、10月末時点の申請件数・金額は149件・約450万円にとどまっている。新型コロナウイルスによる外出控えが主な要因とみられる。

 補助金は満70歳以上の運転免許証を持つ市民が対象で、市内の事業所での取り付けが条件となる。国の「サポカー補助金」と併用でき、購入・設置費用の1割程度の個人負担で取り付けることができる。補助額の上限は国と市を合わせて8万円となる。
 2月に受け付けを開始したところ、数日で予算額の300万円に達した。このため、市はさらなる申請増を見越して本年度は予算額を増額した。年度当初は一定の申請があったものの、新型ウイルスの自粛期間を経た夏以降は申請にブレーキがかかった。
 市の補助金は後付け装置のみが対象で、取り付けの煩わしさも伸び悩みの一因となったようだ。一度は申請したものの運転支援機能がより向上し、国の補助金対象にもなる新車購入に切り替えた人もいたという。
 市都市計画課は「安全に運転していただくための補助金だが、時限の制度となる。後付け装置の購入を検討している人は早めに申請をしてほしい」としている。

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