教育・子育て

松川小児童1人にパソコン1台 端末使い国語の授業

友達や教諭に手伝ってもらいながら端末を操作する児童

 松川村の松川小学校で17日、1人1台の学習用パソコン端末を用いた授業が、4年生の一クラスで試験的に始まった。義務教育にICT(情報通信技術)を活用する国のGIGAスクール構想に沿った取り組みで、同村は県内でも早く端末の導入や通信環境の整備が進んでおり、児童たちは楽しみながら学んでいた。

 4年ろ組の国語の授業で、初めて38人の児童が1端末ずつ使った。各自が手書きした日本の伝統文化を紹介するリーフレットを端末のカメラで撮影して取り込み、それぞれ工夫した所を吹き出しやテキストで書き込んだ。
 担任の大久保豪教諭が手元の操作の様子をスクリーンに映しながら説明し、操作に戸惑う児童がいると先に理解した児童が手伝った。各自が作成したファイルの内容は全員の端末で共有して見ることができ、和気あいあいと授業が進んだ。次の授業では児童同士で互いのファイルに感想を書き込む予定で、宮本心珠さん(10)は「とても楽しい。他の人のも参考にできていい」と話していた。
 同校のICT教育の推進役を務める大久保教諭は「人前で話すのが苦手な子も、コメントなら意見を書き込める。使い方は無限にある。ただ、教諭の研修を行う時間が十分に取れないのが課題」と話していた。
 松川村は全小中学生に端末の配備が済んでいる。北安曇郡南部と東筑摩郡内では他に生坂村も端末がそろい、近く試験運用が始まる予定だ。