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県内感染急速に拡大 インフル流行期一層の対策急務

 県内の新型コロナウイルスの感染者数が11月に入り、急速に増加している。阿部守一知事が12日の段階で「第3波になりつつある」との認識を示した後も感染が拡大し、14日には県内全域の警戒レベルを2に引き上げた。松本・木曽地域では9日以降に感染者は確認されていないが、インフルエンザの流行期や人の往来が激しくなる年末年始を迎えるに当たり、一層の感染対策が求められる。

 松本地域は10月下旬以降に感染者が相次いで感染警戒レベルが2に引き上げられたものの、9日以降の感染者は確認されていない。県内全域でみるとスナックと飲食店で集団感染が発生した長野市や濃厚接触者が確認された周辺地域に感染が拡大した。県外由来の感染も確認され、全国的な感染再拡大の影響もあるとみられる。
 13日には県内で1日当たり過去最多となる23人の感染が確認され、直近1週間(11月6~12日)当たりの新規感染者も77人で過去最多となった。第2波のピークだった8月第5週(8月24~30日)の73人を上回った。家庭内、職場内の感染が5~6割を占めるが感染経路が不明な事例も散見され、長野地域で市中感染の可能性があるとみる専門家もいる。
 阿部知事は県内全域のレベルを2に引き上げた14日の会見で、感染対策の徹底と社会経済活動の両立をあらためて呼び掛けた。秋の観光や忘年会のシーズン、年末年始の帰省での感染リスクをいかに避けるか。3密を避けることに加え、食事以外のマスク着用、可能な限り身体的な距離を置くなど個々人の感染予防の徹底も求められている。