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北ア静かに眠りの季節 上高地で閉山式

今季を終えたことへの感謝を込めた閉山式
 北アルプスの観光シーズンの終わりを告げる上高地閉山式が15日、松本市安曇の上高地で開かれた。今年は新型コロナウイルスの感染防止で規模を縮小し、地元関係者や観光客ら70人が参加して神事を行い、今季を終えられたことに感謝した。
 恒例のお神酒の振る舞いなどは中止し、神事のみを行った。参加者は青空の下、河童橋のたもとで祝詞に静かに耳を傾けてシーズンを締めくくった。  市山岳観光課によると、10月末までに上高地を訪れた今季の観光客は37万7300人で、前年同期の3分の1ほどだった。新型コロナによる外出自粛や群発地震、7月の大雨による土砂崩落、小梨平キャンプ場で8月にあった利用者がクマに襲われる被害などの出来事が影響したとみられる。  一方で9月の4連休以降は入り込みの回復もみられたという。閉山式実行委員長で上高地観光旅館組合長の小林清二さん(66)は「今季を乗り越えられたことは大きい。まだまだコロナの不安などは続くが、みんなで徐々に盛り上げていきたい」と力を込めた。