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工芸楽しむセットお披露目 秋の「工芸の五月」15日閉幕

お披露目された「どこでも工芸空間」のセット

 松本市で開催中の工芸イベント「工芸の五月in autumn」のプロジェクトとして制作されたテーブル、椅子、展示棚、看板のセットが14日、同市大手4の辰巳の御庭でお披露目された。新型コロナウイルスをきっかけに、野外でも工芸に触れながら心地よく過ごせる場をつくろうと企画され、県産のクリ材と鉄を使った洗練されたデザインに仕上がった。有料での貸し出しも計画し、「工芸のまち」を演出する道具として活用していく。

 「どこでも工芸空間」と題し、松本地域などの木工や鉄工の若手・ベテラン作家5人が手掛けた。「工芸の五月」オンライン企画の一環で、制作過程をホームページで紹介している。持ち運びや収納の利便性を重視し、棚やテーブル、ベンチは脚部と天板・座面を外すことができるほか、スツールは重ねられる形状にした。一方で、鉄工部材を細めにするなどデザインにもこだわった。
 お披露目会は15日までの秋の「工芸の五月」最後の催しとなり、作家や関係者らがまちなかにしつらえられた「工芸空間」を楽しんだ。制作リーダーで木工作家の小田時男さん(65)=松本市県2=は「多くの方に活用してもらい、まちの中がますます楽しくなれば」と願っていた。
 貸し出しなどの問い合わせは、松本クラフト推進協会(電話0263・34・6557)へ。