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れんが積んでペチカ作り 木曽に移住予定の池戸さん主催

れんがを積んでいく作業に取り組む参加者

 木曽町福島で14日、暖房器具・ペチカを作るワークショップが開かれた。来春に飯田市から木曽町に移住予定の公務員・池戸通徳さん(57)が居住予定の空き家で主催し、大人から子供まで住民約20人がれんがを積んでいく作業に参加した。

 ペチカはロシア式暖炉で、れんがを積み立てて作る。室内が乾燥しやすかったり、暖まりにくかったりするなど欠点もあるが、室温が長持ちして温度変化が緩やかで、メンテナンスが少なくて済む。
 池戸さんは飯田市職員で早期退職後に移住を予定している。これまでに熱心に環境保全や地球温暖化防止の活動に取り組んできている。エネルギーの地産地消などにも関心があり、木材利用に熱心な木曽町の姿勢に共感して移住を決めた。
 現地では、本体と煙突、炊き口に分かれているうち、本体の作業をした。1人ずつ交代で、モルタルを塗ってれんがを置き、軽くたたいて固定させるのを繰り返した。
 参加した福本雅さん(46)は「れんがを積んだのは初めて。言葉でしか知らなかったペチカも実物を見られ、驚いた」と話し、長男の禅ちゃん(4)は「とんとんとれんがをたたくのが楽しかった」と笑顔で、長女の優さん(6)は「モルタル塗りが面白かった」と話していた。
 池戸さんは、ペチカのある自宅を今後、地域の憩いの場として開放することも考えていて「せっかく木が豊富なら木を使いたいと思った。ぜひペチカを木曽の人にも知ってもらえたら」と話している。

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