地域の話題

弘法山古墳「地域の宝」 住民団体が発掘現場見学

発掘現場を見学する会員たち

 東日本最古級の前方後方墳とされる国史跡・弘法山古墳(松本市並柳・神田)周辺の環境整備を手掛ける住民団体「弘法山古墳を愛する会」(赤羽正弘会長)は14日、昭和49(1974)年以来46年ぶりに発掘調査が行われている古墳の見学会を開いた。今後の活動に生かすことを目的に実施し、会員約30人が調査の目的や成果などについて説明を受けた。

 発掘調査は、まだ明らかになっていない古墳の正確な大きさや形状、工法といった基礎データを集め、周辺に点在する古墳群と合わせて将来の再整備につなげることを目的にしている。本年度は古墳の表面に2本の筋を掘って盛り土の状態などを調べている。見学会では調査を担当する市教育委員会文化財課の職員が、古墳の表面を覆っていた可能性がある石などが見つかったことなどを説明した。
 同会は昨年11月に発足し、桜の名所として知られる古墳周辺で、多くの見学者が訪れる春に受け入れの環境整備を行っている。赤羽会長は「地域の宝として古墳への関心がさらに高まるように活動したい」と話していた。

連載・特集

もっと見る