地域の話題

コロナ禍で心の不安じわり 県センターに相談次々と


 県精神保健福祉センター(長野市)に本年度上半期(4~9月)に寄せられた電話相談のうち、新型コロナウイルスに関する心の相談が約1割を占めたことが、同センターのまとめで分かった。県内の感染者数が増えるなど不安が高まると相談件数も増える傾向があるといい、中には自殺未遂を図るなど深刻なケースもある。

 センターは県内で初めて感染者が確認された2月25日から、電話で新型コロナに関する心の相談を受け付けている。
 上半期の電話相談の延べ件数は4195件で、うち新型コロナに関する心の相談は延べ303件だった。2、3月と10月分も合算すると新型コロナ関連の相談件数は387件で、月別では緊急事態宣言が発令された4月が104件と最も多かった。女性からの相談が297件で76・7%を占める。
 当初は「眠れない」「食欲がない」といった不安に関する相談が多かったが、現在は「家族がノイローゼになってしまった」「感染予防の放送を聞くとイライラする」といった具体的な内容が多い。中には自殺未遂を図ったり自殺願望を抱いたりしたという相談もあった。センターの小泉典章所長は「自分なりの楽しみを見つけて過ごし、つらいときは気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。
 心の相談窓口は(電話026・227・1810)で、平日の午前8時半~午後5時15分に受け付けている。

連載・特集

もっと見る