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池田町福祉・教育予算案を復活 歳出削減修正して全協に

  池田町は13日、来年度予算編成に向けた歳出削減の修正案を町議会全員協議会に示した。9月に提示した町民生活に直接関わる歳出の削減案のうち、議会から否決されたり見直しを求められたりした福祉や教育関係などについて、1977万円を復活させた。町と議会は来週開かれる全協で再び協議を行う。

 町が9月に示した町民生活に関わる歳出の削減額は計3474万円で、このうち3268万円分について見直しを求められていた。これを受け、高齢者等へのインフルエンザや肺炎球菌の予防接種、がん検診推進事業などは復活させた。本年度決算が6000万円と見込まれる移住定住補助金事業は、現行の補助金を半額程度に減額して2700万円とする方針も示された。
 町は財政調整基金残高が1億2400万円余と適正水準(約3億円)を大きく下回っていることから、来年度は財調基金の取り崩しを行わない想定で3億円の歳出削減を目指してきた。しかし、9月の当初案の段階で目標に対して3688万円届いておらず、今回の修正によってさらに開きが大きくなった。
 福祉関係の削減額の縮小分は福祉基金からの繰り入れで賄う予定だが、財調基金の取り崩しをせずに来年度予算編成を行うのは一層難しい状況になっている。町は今後、まずは議会に詳細な財政試算を示し、財政再建に向けた道筋を明らかにしたい考えだ。

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