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穂高の柘植雅也さん 豊科の空き家を自前で改修

美容室だった2階南側の部屋。リビングに造り替える

 安曇野市穂高のネット関連自営業・柘植雅也さん(35)が、美容室兼住居だった築約40年の空き家を豊科で購入し、住宅兼事務所として使えるよう自分でリノベーション(大規模な改修)を手掛けている。建築経験のない素人だが、低予算で自分流に造り替える楽しさを実践しつつ、動画投稿サイトも利用して中古住宅活用の可能性を発信している。

 建物は鉄骨造り(一部木造)3階建てで、1階は主にガレージと風呂・洗面所、2階は美容室と着付け部屋、3階が住居といった造りになっている。今年9月に購入し、自営業の父親や友人の協力も受けながら、来年2月ころの完成を目指して作業に励んでいる。
 柘植さんは自分で家の修繕や装飾などをするDIYが好きで、自宅の塀を造ったり友人宅の自転車置き場や内装を手掛けたりしてきた経験がある。中古住宅のリノベーションに憧れ、2~3年かけて物件を探していたところ、商工関係者の紹介で今回の物件を入手することができた。
 美容室だった2階の部屋は南側全面が窓で明るく、1階ガレージから利用客用だった階段が延びているのも特徴で「ここをリビングに」との直感が決め手になった。これまでの作業で1階北側の部屋に事務所がほぼ完成し、現在は風呂場の建築などに取り組んでいる。ホームセンターに毎日通って材料や道具を買いそろえ、技術的に分からない部分はインターネットの動画などで学んでいる。改修費用は300万円までを見込む。
 柘植さんは「安曇野では新しい住宅地ができて景観がどんどん変わっている。でも人口は減っていて、このままいくと空き家ばかりのゴーストタウンになってしまうのではないか」と心配する。「中古住宅もやりようによっては面白い。新築では味わえない楽しさがある」とし、参考になればと作業の様子を伝える動画の配信を最近始めたほか、現場見学も歓迎している。

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