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流れ星 毎日1トン地球に 東大木曽観測所で連携研究

 流れ星として宇宙から降り注ぐ塵(粒子)の量が、地球全体で毎日1トンほどにのぼることが分かった。東京大学木曽観測所(木曽町三岳)の高感度動画カメラ「トモエゴゼン」が、滋賀県甲賀市にある京都大のレーダーと連携した研究の成果だ。研究グループが11日に発表した。

 平成30(2018)年4月、トモエゴゼンで滋賀県の上空を動画観測し、同時刻に得られたレーダーの観測結果と照らし合わせたところ、4日間で228件の流星を捉えていた。重さが0・01~1グラムといった小さな塵の量を初めて見積もることもできたという。
 太陽系は彗星や小惑星によって生成された微小な粒子(惑星間空間ダスト)によって満たされている。こうした粒子が地球に降り注ぐ際に流れ星として観測されるが、レーダーだけでは、流れ星の質量を求めることが難しかったという。
 東大大学院理学系研究科の大澤亮特任助教(34)は「レーダーによる観測に不足していた光学的な観測という領域を、高感度が特長のトモエゴゼンが補った研究成果」と話す。「今後の連携観測によって、太陽系の小天体の活動や粒子の進化の研究がより深まる」と期待した。