政治・経済

塩尻市 デジタル戦略課新設へ 来年度組織再編案

 塩尻市は11日の市議会議員協議会で、令和3年度の組織再編案を示した。企画政策部の情報政策課を拡充して「デジタル戦略課」とし、専門の係を設置して、デジタル技術で行政や社会を変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を推進する方針だ。市議会12月定例会に、関連する市組織条例改正案を提出する。

 デジタル戦略課には「DX推進係」と「情報システム係」の2係を置く。昨年度に本格運用を始めた保育園の入園手続きの電信申請とRPA(事務作業の自動化)のシステムのような、住民の利便性向上や職員の業務効率化・省力化の取り組みを加速させる。現行の情報政策課は「情報企画係」の1係としている。
 「市民交流センター・生涯学習部」は「生涯学習部」に変える。開館10年がたった市民交流センターの存在が一定程度、浸透したことを踏まえて改称する。
 部内には「文化財課」を新設して文化財業務を一元化する。社会教育課の「文化財係」を格上げする形で平出博物館、自然博物館、短歌館を移管する。第3期中期戦略(令和3~5年度)で本格着手する平出博物館再整備を踏まえ、博物館施設を同一部署に集約して連携を図る。
 複数部署にある施設管理や財産活用の係を統合し、総務部に公共施設の維持補修を総合的に経営管理する「公共施設マネジメント室」を新設する。公共施設の長寿命化対策のため、建築などの技術系職員を集めノウハウを活用する。
 来年度は、課長や係長の管理領域を広げる部署の「大部屋化」を進める。市全体では現行より2課減・5係減の「9部34課56係」とし、係単位の平均正規職員数は0・6人増の「6・3人」となる見込みだ。