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2つの国宝のある街づくりの会 旧開智学校の今昔をCGに

旧開智学校の校舎の変遷を視覚的に学べる3DCGの動画

 松本市開智2の国宝旧開智学校校舎で開催中の企画展「開智学校の今昔」で、校舎が開校から現在の場所に移築されるまでの変化を3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)で紹介した動画が新たに展示されている。市内の経営者らでつくる「2つの国宝のある街づくりの会」が、市内の観光や文化財施設をもり立てたいと制作した。

 動画は5分ほどで、明治9(1876)年の竣工時に市街地を流れる女鳥羽川沿いにあった旧開智学校が、現在の場所に移築されるまでの流れを、学芸員のアナウンス付きで紹介している。過去にあった敷地内の建物も3DCGで再現しており、校舎の立地や建物の移り変わりを視覚的に理解できる。
 会は今夏、新型コロナウイルスの影響で低迷する地域経済の活性化と、地元企業の受注機会の創出を目的に結成した。学都・松本の魅力を高めて発信する活動の一環で、市内の文化財施設に3DCGなどのデジタル技術を活用した視覚的な展示を提案しており、旧開智学校の動画は第1弾となる。今も改良を進めていて、12月には市内の専門学生が制作したオリジナルキャラクターが登場予定という。
 動画を作成した会の代表で、美術館や博物館など集客施設の会場設営業務を手掛けるトーメイ装飾(野溝木工2)の藤村重由社長は「明治の授業が体感できるようなVRや、施設に関係するクイズが楽しめるARも開発したい」と力を込めていた。企画展は12月13日まで。

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