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まつもと大歌舞伎開催へ 3年ぶり来夏 関係者調整

歌舞伎俳優の故・中村勘三郎さんが出演して開催された第1回(平成20年7月)

 松本市の夏の風物詩「信州まつもと大歌舞伎」(実行委員会主催)が来年6月下旬、3年ぶりに開催される方向で、関係者間で交渉、調整されている。臥雲義尚市長が10日の定例会見で明らかにした。本来であれば第7回が開かれる予定だった今年は開催が見送られ、今後の実施が不透明な状態にあったが、関係者が再開に向けた準備を進めているとの認識を示した。

 臥雲市長は、開催の最終的な決定権や発表の判断は「興行サイドにある」としつつ、確定した場合は従来通りまつもと市民芸術館で上演する見通しに言及した。演目や出演者は「具体的に発表する段階ではない」と述べた。
 信州まつもと大歌舞伎は平成20(2008)年に第1回が開かれ、以後隔年で継続されてきた。実行委員会は市や松本商工会議所などでつくっている。世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務める国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)と並ぶ松本の夏の一大イベントとして定着し、心待ちにする市民も多い。一方、今年は東京五輪と日程が重なる中での開催が可能か否か、内部の議論が決着せず見送られた経緯があるという。
 来夏は延期後の東京五輪が控えるほか、新型コロナウイルスの収束も見通せないが、臥雲市長は「多くの市民も期待している。正式に決定した場合は市としてもできることをしていきたい」と語った。

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