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女鳥羽川沿いを憩いの場に 幸橋付近で松本市が実験

女鳥羽川の幸橋脇に設けられた仮設カウンター


 松本市が本年度内に計画する「水と緑の空間整備事業・千歳橋周辺整備工事」に向けて、観光客や市民が親しめる環境のあり方を探る実証実験が行われている。老朽化した千歳橋の手すりの改修や周辺の整備に向けての効果を測るための実験で、縄手通り近くの女鳥羽川に架かる幸橋脇に木製の仮設カウンターやベンチを置き、誰もが自由に飲食などを楽しめるスペースを設けた。仮設カウンターは12月上旬までの間利用でき、市は住民や観光客の評判を聞きながら整備工事に反映させる方針だ。

 松筑木材協同組合の協力で、地元産のヒノキ材などを組み合わせて仮設カウンターを設置した。長さ4㍍ほどのヒノキの板材を女鳥羽川沿いに置き、座ったり荷物を置いたりできる椅子も設置し、1~2人用のカウンターも2カ所設けた。屋外での飲食スペースは新型コロナウイルスの感染防止にもつながると期待されている。
 実験初日の8日は、穏やかな秋晴れとなり縄手通りは大勢の観光客でにぎわい、飲食物を手にした人がカウンターを自由に使う光景が見られた。県内から観光に訪れた女性(51)は「バーカウンターのようで松本のセンスの良さを感じる」と話し、女性二人組は「雰囲気が良くてインスタ映えしそう」とスマートフォンで撮影していた。
 実証実験は市都市政策課と、松本都市デザイン学習会、松筑木材協同組合が主催する。市都市政策課は「仮設カウンターの利用状況などをレポートにまとめ、より良い整備につなげていきたい」と話している。

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