政治・経済

松本市職員 テレワーク開始 交代制 本格導入へ課題検討

 松本市は9日、正規職員2000人に交代でテレワーク(在宅勤務)をさせる「松本市役所版テレワーク・デイズ」を始めた。ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実践を図りつつ、新型コロナウイルスなどの影響下でも業務の継続性を保障するための環境を整える狙い。来年1月末まで実施し、来年度以降の導入拡大に向けて課題を洗い出す。

 総合戦略課では主任の山﨑浩幸さん(38)=島内=が在宅勤務した。始業時刻の午前8時半、自宅のパソコン前に座り、テレビ会議システムZoomを使って同課の朝礼に参加した。同僚と顔を合わせた後は来年度の当初予算や見直し予定事業の関係資料を作成。夕方には再びZoomで課の打ち合わせに参加し、仕事を終えた。
 同課では今春よりテレワークを試験的に先行導入しており、山﨑さんもこれまで数回経験している。通勤や帰宅の時間を節約できるため「ストレスがなく、小学校に通う子供たちと過ごす時間も増える」。一方、気持ちの切り替えを課題に挙げ、在宅勤務中もジャケットを着用していた。
 市は4月に在宅勤務実施要綱を定め、外から庁内システムにアクセスするためのソフトウエアを導入した。庁舎に縛られない働き方を実践することで、臥雲義尚市長が目指す分散型市役所の布石とする狙いもある。
 一方、本格導入に向けては厳格な情報セキュリティーが求められるほか、課や業務によっては実施の困難も予想される。情報政策課は「3カ月かけて課題や改善点を見つけ、年度末にはテレワークガイドラインを策定したい」としている。

連載・特集

もっと見る