地域の話題

3密しないゴルフ人気 ゴルフ場の利用者増加

屋外で距離を保ち、仲間とゴルフを楽しむ愛好者(松本浅間カントリークラブ)

 新型コロナウイルスの影響で新しい生活様式が浸透する中、ゴルフを楽しむ人が増えているようだ。人との距離を取りやすく、道具を共有しないなど、感染しにくい身近なレジャーとして注目されている。緊急事態宣言による外出自粛で春先から大きく落ち込んでいた多くのゴルフ場の利用者数は夏以降、例年より増加に転じている。

 塩尻市北小野の塩嶺カントリークラブでは、緊急事態宣言前後の3~5月の利用者数が例年より3割ほど減少した。しかし、徐々に回復し、夏以降で比べると昨年より2、3%増えている。村上富雄支配人は「夏以降も減ると思い覚悟した。春先の落ち込みはカバーできないが、想定外の来場者数の増加が大変ありがたい」と話す。
 3密を避けやすいことや、外出自粛による運動不足やストレスの解消を目的に訪れる人がいるようだ。新型コロナの経済対策で発行された地域振興商品券の利用との相乗効果もある。
 松本市内田の松本カントリークラブでは、コンペの開催が減った一方、少人数で楽しむプライベートの利用が多く、8、9月は昨年より利用者が増えた。中村太副支配人は「引き続き感染防止に取り組むので、安心してプレーしてほしい」と話す。自動検温機や消毒液を設置したほか、レストランの窓際に横並びの席を新設し、風呂の利用は距離を取るよう呼び掛けている。
 同市洞の松本浅間カントリークラブで3日に同僚とプレーした塩尻市の男性(36)は「他のスポーツよりも不特定多数の人との接触が少ないので安心。練習も一人でできる」といい、山形村の男性(48)は「プライベートの行事がなくなり、ゴルフをする時間が増えた」と話す。
 ゴルフ用品の需要も高まり、同市村井町北2のスーパースポーツゼビオ松本芳川店では、例年より購入者が1、2割増えた。関孝幸店長は「スポーツの中でゴルフを選択する人が増え、頻度を増やしたり、久しぶりに再開したりする人がいる」と話している。

連載・特集

もっと見る