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名残惜しみ来園者急増 塩尻市のチロルの森 29日で閉園

閉園が迫る園内で、動物との触れ合いを楽しむ家族連れ

 29日の営業を最後に、閉園することが決まっている塩尻市北小野の信州塩尻農業公園・チロルの森への来園者が急増している。毎週末には「お盆並み」(担当者)となる1日2000人近くが訪れ、閉園前に最後の思い出づくりをしている。

 9月下旬に閉園決定が発表されて以降、平日でも近年の週末並みの400~500人が来園している。日曜の11月1日には、閉園発表後最多の約2200人が訪れた。今年のお盆期間中の入り込みは新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、最も多い日で約1200人だった。最近の毎週末は、それをはるかに上回る人出となっている。
 飲食施設や遊具は行列ができる状況で、中でも人気のレストラン、石窯ピザ店は最大1時間待ちだ。自家製のビールやソーセージ、ソフトクリーム、カップアイスは在庫がわずかの品もある。人手が足りないため、人材派遣会社に依頼し、スタッフを増員して対応している。
 広丘原新田から家族で訪れた会社員・古池淳一さん(54)は「子供が生まれてから何度も来ている。地元にこんなに良い施設があるのに閉まってしまうのは残念」と話した。長女の広丘小学校5年・美咲妃さん(10)は「動物たちと触れ合えなくなるのは寂しい」と残念がっていた。