地域の話題

伝説の地巡るウオーキングコース開拓 松川・エコツアーガイド倶楽部

牛窪古墳の石室を見学する参加者
 松川村のエコツアーガイド倶楽部は、村内の鼠穴地籍に点在する遺跡や八面大王の伝説にまつわる巨岩などを巡る、新しいウオーキングコースの開発に取り組んでいる。八面大王がたてこもったとされる魏石鬼の岩窟は隣接する安曇野市穂高有明の宮城地区にあり、市村をまたがるコースにしたい考えだ。
 初の試みとして、鼠穴の地名の由来になっている鼠石や、横穴式円墳の牛窪古墳、巨岩の傘岩などを巡る約4キロのコースを「大王の道」と名付け、このほどウオーキングが行われた。一般の参加者15人に倶楽部のメンバーが同行し、各所で案内をして歩いた。  牛窪古墳は民家の裏庭にあり、倶楽部が許可をもらって敷地内を通って見学した。参加した地元の女性たちは「子供のころにこの山で遊んだけれど、こんな古墳があるとは知らなかった」と驚いていた。  八面大王が征伐軍に投げつけたという伝説がある幅14メートル、奥行き9メートル、高さ6メートルの傘岩は山中にあり、ほとんど知られていない。山際を歩く道からは安曇野を一望できる。初回のイベントでは行程に入らなかったが、傘岩から魏石鬼の岩窟までの道にも、中房川から取水した用水路など見どころがいろいろある。  コースの開発に当たった吉澤玄秀さん(75)は「ウィズコロナの時代に都会の人も楽しめる」と話し、久保田稔代表(83)は「伝説や地元の良さを子供たちにも知ってもらいたい」と意気込んでいる。

連載・特集

もっと見る