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フジビジネスジェット 松本空港に小型旅客拠点開設

ソファーなどが置かれたビジネスジェット利用者専用のラウンジ

 鈴与グループのフジビジネスジェット(FBJ、静岡県牧之原市)は4日、県営松本空港内に同社が運航するビジネスジェット機の専用ターミナル「BJラウンジ」を開設した。本社を置く静岡空港に次ぐ拠点で、ビジネスや観光の両面でさらにビジネスジェットの利用増が期待できると判断した。

 空港北側にある小型機事業者事務所の一角に設けた。1階にはその場で搭乗手続きも可能な利用者用のラウンジ、2階には乗務員用の休憩室を備える。利用者は搭乗手続き後、専用の車で駐機場まで移動してビジネスジェットに乗ることができるなど、プライベート性の高さが売りだ。
 FBJは鈴与グループの静岡エアコミュータを母体に、4月に静岡と松本の両空港で事業を開始した。旅客定員6人乗り2機、10人乗り1機を保有、来年度さらに1機を導入する。松本では現在、地元企業と契約して平日毎日定期的に便を運航する。チャーター料は1時間50万円からとなる。
 国内のビジネスジェットの需要は増加傾向にあり、新型コロナウイルス感染拡大後も、プライベート性を重視する富裕層を中心に一定のニーズがある。松本ではビジネスのほか、羽田や成田などのハブ空港から直接、県内の観光地や宿泊施設を訪れたいといった観光需要を取り込みたい考えで、FBJの米原慎一社長は「松本空港はビジネスジェットの利用が多い欧州の山岳観光地の空港と非常によく似た立地にあり、期待できる」と話している。
  

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