地域の話題

安曇野市三郷の認知症デイ楓 詩画集のようなカレンダー制作 

絵と言葉がすてきなデイホーム楓のカレンダー。約130部作ってPRしている

 安曇野市三郷温の認知症対応型デイサービス・デイホーム楓が、利用者の貼り絵などをつづって毎年作っているカレンダーの令和3年版が完成した。季節感あふれる月ごとの絵柄に、利用者や家族、介護スタッフの一言から拾ったという言葉が添えられ、詩画集のような出来栄えだ。

 1月の餅つきに始まり、恵方巻きやこいのぼり、花火、サンマ、12月のクリスマスツリーまでの季節の絵には色紙や端切れ、消しゴムはんこ、ボタンなどが使われている。25人の利用者のほかにスタッフ14人と多くの協力者が参画し、絵を描いたりパソコンを駆使したりとそれぞれの得意を生かした共同制作で、製本の工程以外は全て自前で手掛けた。
 認知症への理解を広めるため同施設が作った紙芝居に登場する熊のキャラクター「くまちょ」が、12枚全てに描かれているのが来年版の特徴だ。
 「誰かがきっとあなたのことをみて応援してくれる。もちろん私がそのひとり」「ふと思い浮かぶ/名前を思い出せなくても/忘れられない人」といった言葉に励まされたり、しんみりしたり。10月の「実りの秋。あづみ米とれたじ!」に笑みがこぼれる。
 平成29(2017)年版から数えて5作目になる。施設の管理者・小澤悠維さん(33)は「地域とのつながりを大切にし、認知症について正しく知っていただきたいと活動している。カレンダーも役立てばうれしい」と話している。
 A4判で一部1000円。付録の「楓レシピ集」も喜ばれそうだ。デイホーム楓(電話0263・77・9290)か、穂高柏原のJR柏矢町駅前にあるカフェ紬(電話0263・82・4593)で購入できる。

連載・特集

もっと見る