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麦わらストロー販路探し 「コムハウス」と「ねくすと」

 松本市寿豊丘の社会福祉法人・アルプス福祉会の障害者就労施設「コムハウス」と「ねくすと」が、自家栽培の無農薬ライ小麦で手作りしている麦わらストローの新たな販路を模索している。10年以上にわたって東京都三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」内のカフェ向けに大小さまざまなストローを製作・納品してきたが、新型コロナウイルスの影響による規格変更で多くの在庫を抱えたためだ。両施設は販売実績を踏まえ、環境意識が高い県内外の飲食店向けに売り込む考えだ。

 両施設が製作してきたストローは、長さ13センチと14センチの小サイズ、18センチと20センチの大サイズの計4種類になる。カフェからは新たにテークアウトにも使える16センチの統一規格で注文が入り、9月から新規格での生産を始めたが、従来規格のストローは大小それぞれ1万本程度の在庫があるという。
 麦わらストローは、一般的なプラスチックストローより単価が5倍以上高く、幅広い世代から根強い人気のあるジブリ美術館からの安定的な発注は施設利用者にとって大きな工賃源だ。地元向けに大小6本を1袋セットにした商品も販売中だが仕上げの袋詰めを手掛ける職員の負担は大きい。5年ほど前から製作・販売する北欧の伝統装飾品「ヒンメリ」もインテリア向けの高付加価値商品だが、共に量産は難しい。
 現在、交流のある飲食店経営者らに相談して販路を探っており、ねくすと副管理者の中村浩二さん(50)は「この機会に地元でも使ってもらえるとありがたい」と話している。
 問い合わせはねくすと(電話0263・58・4631)へ。

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