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木曽町新開の黒川下条 住民がバス停美化通し絆育む

バス停に絵を飾る住民

 木曽町新開の黒川下条地区青年部が小中学生を交え、地元のバス停5カ所の美化活動を続けている。「きれいにして少しでも明るい雰囲気になってほしい」という考えで、昨年の待合所のペンキ塗りに続き、今年は待合所内の壁に子供から募った絵を飾った。1日も地元住民約40人が手分けをして作業に励んだ。

 下志水のバス停では約20人が、待合所を雑巾で水拭きしたり、周辺をほうきで掃いたりしてきれいにした後、ラミネート加工した絵を飾った。黒川地区の自然、人気アニメキャラクターなどが描かれていて、待合所で小さな展覧会が開かれているかのようににぎやかになった。
 木工が趣味の坂田浩さん(63)が「子供たちの記念になるように」と、イチイの木でバス停名を彫った看板を寄贈した。木の幹の良さを生かした温かみのある雰囲気で、バス停に取り付けられた。
 地区内の千村あいりさん(13)=木曽町中1年=が昨夏、登下校の際に利用する「島バス停」の待合所にクモの巣が張っていて、誰も入りたがらないと話したのが、一連の活動のきっかけになった。「前までは雨が降っても中に入ることは少なかった。バス停がきれいになるのはうれしい」と喜ぶ。
 作業は、あいりさんの話を聞いた、母親で地区青年部の千村有紀子さんが発案した。有紀子さんは「この活動で地域への愛着が育ち、ほかの地域にも広がっていけばいい」と望んでいる。

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