政治・経済

松本シルバー人材センター 進むICT化 連絡業務ネットで完結へ

 松本地域シルバー人材センターが、パソコンやスマートフォンを活用したICT(情報通信技術)化の推進に取り組んでいる。現状では電話やファクスが中心の会員とのやり取りを、インターネット上で完結させることを目指す。会員のメールアドレスを集め、仕事の情報提供や受発注を電子メールでやり取りするシステムを本年度内に試行的に始める予定だ。

 松本市と山形村に約1600人の会員がいる。現在はセンターのホームページや事務局(松本市宮渕本村)を訪ねて仕事内容を確認し、電話やファクスで申し込むスタイルが主流だが、訪問などの手間が掛かる。ICT化が進めば事務手続きの簡略化が期待される。
 今年2月に情報化促進委員会をつくり、ICT化を本格的に進める体制を設けた。新型コロナウイルスが流行する中で、対面せずにインターネット上でやり取りできる環境に注目が集まり、ICT化の動きが一気に加速した。
 同センターは10年前からパソコン教室を主催している。近年はスマホ教室を開き、今年はインターネットの会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用する教室も始めた。情報化促進委の市川豊春委員長(73)は「教室で真剣に使い方を覚えようという人が増えた。数年分の時間がこの2、3カ月で進んだように感じる」と語る。
 現在、パソコンやスマホを活用しているのは「会員のうち3割程度」(市川委員長)という。当面は電話やファクスを使った業務を続けるが、教室の実施や個人レッスンなどで会員へのICT浸透を図り、将来は全業務をインターネット上で行えるようにしたい考えだ。
 会員や高齢者向けのパソコンやシニア教室の問い合わせは同センター(電話0263・39・6688)へ。

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