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牛乳パン人気新作次々 

 牛乳パンが人気を集める中、個性的な新作が登場している。これまで定番は直方体の柔らかなパンに、白いクリームが挟まるタイプだったが、近年はパンの形や味が多様化している。パン店だけでなく、スイーツ店も高級路線の商品を投入するなど、牛乳パン商戦は活気づいている。

 筑北村社会福祉協議会が運営する同村西条のパン店「ちくほっくる」は今年、牛乳パンの形状を「山の形」に変更した。子供でもちぎって分けやすいようにする工夫だ。味にもバリエーションがあり、定番商品の一つだ。牛乳パンが人気の理由について、スタッフの柳澤みきさんは「柔らかく食べやすいので子供からお年寄りまで好かれる。食事用にもおやつにもなる」と語る。
 松本市征矢野1のパン店「アルル」の牛乳パンは分厚いクリームが特徴だ。「いろいろな味を楽しんでほしい」と、今年から季節ごとにあずきクリームやチョコレートクリームなどの牛乳パンを投入している。特に春先のイチゴクリームは、季節に合った色合いで好評だった。牛乳パンが最近注目される背景について木村英明店主は「テレビ番組で"信州の味"として取り上げられる機会が多いからでは」と推察する。
 安曇野市穂高のスイーツ店「ペイサー樹NOJIRI(ノジリ)」も今春、牛乳パンの販売を始めた。新型コロナで休校となった地域の子供たちのために、スイーツ店ならではの牛乳パンを作ろうと考えた。パティシエの野尻裕一さんは「生クリームとフレッシュバターを使い、少し高級志向にしてみた」と話す。
 もちろん従来の牛乳パンも引き続き人気だ。市民らは牛乳パンを求めていろいろな店を巡っており、今後も商戦は熱気を帯びそうだ。ej10290053.jpg