政治・経済

ひとり親世帯に塩尻市が支援金 コロナ対策 所得制限なし 周知図る

 塩尻市は、新型コロナウイルス感染対策として、市内のひとり親世帯に市独自の生活支援金を給付している。子育てを一人で担う家庭の負担軽減と収入減に対応する支援策で、508世帯に計2540万円(19日時点)を給付した。申請期限は来年2月28日までだが、所得制限がないことから、勘違いなどによる申請し忘れがないよう、市は再度周知を図っている。

 生活支援金は、5000万円を予算化してある。対象者は5月31日時点で、市に住民登録があり、平成14(2002)年4月2日~令和2(2020)年5月31日の間に生まれた子(障害のある子は平成12年6月1日以降生まれ)を養育する父子・母子の家庭、父母の代理で児童を養育する人になる。収入面の条件はなく、支援金額は1世帯5万円と一律だ。
 市福祉課によると、児童扶養手当を受給する431世帯には指定口座に自動振り込みとなり、それ以外で77件の申請を受け付けた。児童扶養手当受給世帯は手続き上、戸籍を確認して婚姻状況を把握できるが、児童扶養手当を受給していない育児世帯は、住民基本台帳上でひとり親かどうかが分からず「実態がつかみづらい」(同課)という。
 「子育てしたくなるまち日本一」を目指す市としては、所得制限を設けない生活給付金を通じて、金銭問題だけでなく育児で抱える悩みを聞き必要な相談・支援につなげたい考えもある。福祉課の担当者は「少しでも多くの皆さんに申請してほしい」と話す。
 必要書類は市ホームページからダウンロードでき、郵送か窓口で受け付ける。国の「ひとり親世帯臨時特別給付金」の給付相談にも応じる。