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歴史を学び地域に誇り 山形村史談会が小坂地区で史跡探訪会

小坂地区の史跡を巡り、先人の思いに触れた山形村史談会の村内探訪
 山形村の歴史の愛好者らが集まり、郷土史の調査研究などをしている山形村史談会(高野嘉敬会長)は24日、村内史跡探訪「小坂を歩く」を開いた。会員ら約20人が小坂地区に残る史跡を訪ね、先人の思いに触れた。
 参加者は、里山の麓にある「鷹の窪自然公園」に集合し、約2時間半ほどかけて小坂地区の10カ所の史跡を歩いて巡った。高野会長が地域の歴史について解説し、参加者がお互いに補足し合いながら、楽しく歩いた。  鷹の窪自然公園では、幕末の嘉永6(1853)年生まれで地元で財を成した永田兵太郎が整備し、明治神宮を招聘したいと鳥居を建設したが、許可が下りずに頓挫したことや、江戸後期に活躍した国文学者で歌人の菅江真澄が天明4(1784)年5月22日にこの地に訪れて宿泊したことなどが紹介された。参加者は説明に耳を傾け、石碑に記された文字を読むなどしながら地域の歴史に思いをはせていた。会員の百瀬邦孝さん(72)は「昔遊んでいた場所で、思い出がよみがえる」と話しながら楽しそうに歴史を学んでいた。  山形村史談会は昭和49年の発足で、村内探訪や村外探訪、道祖神案内、古道の整備といった活動をしながら歴史に触れている。事務局の直井雅尚さん(62)は「探訪するたびに、新たな発見がある。ふるさとを愛し、誇りを持つ機会にしたい」と話し、高野会長は「本で読むのと違い、歩いて学ぶと血肉化される。先人の知恵を学んで、未来への指標にしたい」と話していた。