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塩尻文芸の会が結成50年 季刊誌 記念特集号を発刊

塩尻文芸の会結成50年を記念した季刊誌『文芸しおじり』を手にする倉科会長(前列中央)ら役員たち

 塩尻市などの短歌や俳句の愛好者らでつくる「塩尻文芸の会」は11月、昭和45(1970)年の結成から50年となる。半世紀の歴史を刻んだことを祝い、年4回の季刊誌『文芸しおじり』の秋号を記念特集号として発刊した。地道に活動を積み重ねて迎える大きな節目を喜びつつ、半世紀にわたって守り続けた地域の文芸の灯をつないでいく決意を新たにしている。

 記念特集号はA5判134ページで、通常発行の約50ページより大幅に多い。俳句、短歌、詩、随筆の各分野で会員が自作品や感想を掲載し、過去の表紙絵の変遷や50年の歩みも載せた。
 『文芸しおじり』は46年11月1日に創刊し、56年には発行を年3回から4回に増やした。記念特集号は通巻187号となる。
 塩尻文芸の会は塩尻の有志十数人で結成された。文芸誌発刊の準備を進めながら昭和46年8月に正式発足した。56年には現在も続く「塩尻短歌会」を始め、61年の第1回全国短歌フォーラム開催にも携わっている。
 地域を「短歌の里」として育てる考えで、市内小中学校に出向いての短歌づくりの指導など、普及活動にも努めている。発足当初から参加する洞派里子さん(85)=洗馬下小曽部=は「立派な歌人がたくさんいた。楽しくやってこられたので死ぬまで活動したい」と語る。
 現在は20代~90代の82人が所属する。倉科繁登会長(83)=大門二番町=は「よく続いてきたと思う。短歌フォーラムも会の大きな力になっている。会員を増やし、中身も濃く充実させていきたい」と話している。
 11月26日午前10時から大門一番町の中信会館で記念朗読会と祝賀会を開く。季刊誌や朗読会の問い合わせは小澤さん(電話0263・54・3628)か土田さん(電話0263・52・9722)へ。