地域の話題

旅の夕食は街で楽しんで 安曇野で1泊朝食付きのプラン推進

取り組みに協力している飲食店を掲載しているくらとまのHP
 安曇野市内を中心とした宿泊施設でつくる「安曇野で暮らすように泊まる実行委員会」(略称・くらとま)は、宿泊客に地元の飲食店に出掛けて夕食を取ってもらうB&Bを推進している。新型コロナウイルスの影響で施設内レストランの受け入れ人数を抑えていることを逆手に取って、施設の外で好きな特産品を味わいたいという旅行客のニーズに応える。コロナで売り上げが落ち込んでいる飲食店やタクシー業者などの支援にもつなげる。
 二つのBはベッドとブレックファースト(朝食)の頭文字で、1泊朝食付きのプランを意味する。「安曇野は『B&Bで楽しめる街』」と銘打ち、市内の宿泊施設7カ所で今月中旬に取り組み始めた。  市の委託を受けて市観光協会が実施している「地域応援タクシー券」を活用すると、往復で2000円分の補助を受けられ、宿泊客の金銭負担が軽減される。取り組みに参加する飲食店には、おすすめメニュー2品を挙げてもらい、宿泊客はそのメニューを注文すると料金割引を受けられる。割引分はくらとまが負担する。  くらとまの衞藤悦郎会長(安曇野穂高ビューホテル)によると、事前にインターネットで調べた飲食店で夕食を取りたいというニーズは年々高まっている。くらとまに参画する、愛犬と泊まれる宿泊施設などでは地元からの利用者が戻ってきており、生活圏内で旅行を楽しむマイクロツーリズムの推進にもつなげていくという。  取り組みに参加する飲食店は、くらとまのホームページで紹介しており、今後も募集を続けて増やす考えだ。衞藤会長は「安曇野は1泊1食付きがスタンダードだというふうにしたい。そうすることで、もっと若い人が来てくれる」と期待している。