地域の話題

山形の西牧一敏さん フィリピンの食糧支援続ける

マサントルのサントニーニョ地区での食糧支援の様子(9月3日、JAFIC提供)

 山形村を拠点に活動しているNPO法人・国際協力NGOファミリア(JAFIC、西牧一敏理事長)は、フィリピン・ルソン島の貧困世帯が多い地区で食糧支援に取り組んでいる。昨夏は100世帯に、今夏は200世帯にコメを10キロずつ配った。西牧理事長は「現在は食糧支援をしているが、理想は教育支援を手掛けること。教育を充実させ、現地の人たちが自立する手助けをしたい」と話し、支援活動の輪を広げていく考えだ。

 西牧理事長は3年ほど前に、ルソン島のパンパンガ州マサントル市、サントニーニョ地区に初めて行った。雨期には膝まで水に漬かるなど衛生状態が悪く、貧困世帯が多いことに衝撃を受け、帰国後に支援のためのNPO法人を立ち上げた。
 支援の手始めに昨年8月、100世帯にコメを配布した。今年も計画したところ、新型コロナウイルスの感染拡大により渡航できなくなってしまった。
 現地には行けないものの、サントニーニョの区長から今年も支援をしてほしいとの要望があり、日本国内で寄付金を募り、現地スタッフがコメを購入して配ることを計画した。松本地域を中心に茨城県や栃木県などからも寄付があり、25万円が集まった。それを送金し、現地スタッフのケビン・ジュシさんと連絡を取りながら、今年は9月3日に200世帯にコメを配った。
 西牧理事長は、JAFICの現地の組織は運営が軌道に乗ったとし、今後は日本の組織を強固にして支援の輪を広げようと考えている。インターネットを介して中学生が交流する「リモート留学」も構想している。「お金だけでなく、技術支援をするなど活動の幅を広げたい。最終的には教育支援をしたい」と話し、協力者を募っている。問い合わせは西牧理事長(電話080・5827・9251)へ。