政治・経済

松本市の施設 上半期利用状況 コロナ影響で7割減も

 松本市の本年度上半期(4~9月)の公共施設の利用状況は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が色濃く表れた。緊急事態宣言などの影響を除く6~9月を前年同期と比較すると、総合体育館は大会・イベント中止などで利用者数が7割減、中央公民館(Mウイング)の利用件数も4割減となった。一方、市立図書館では事前予約サービスの利用が2割増えた。松本圏域の感染者数が落ち着いている最近は、利用自粛のムードも後退しつつある。

 6~9月の総合体育館メインアリーナの利用者数は1万139人(前年同期比73・5%減)と激減した。相次ぐ大会キャンセルに加え、無観客試合の影響も大きい。Mウイングの貸し館利用は1218件(同40・7%減)、勤労者福祉センターは1722件(同10・4%減)といずれも前年実績を下回った。
 市立図書館の貸出冊数、利用者数は例年並みだが、ネットや電話を使った図書の事前予約が7万3661冊(同22・3%増)となった。3~5月の臨時休館中に利用が浸透し、サービスの周知が進んだ。利用者数を世代別にみると16~22歳が4割増えており、中央図書館の瀧澤裕子館長は「コロナ禍で大学の図書館が使えない学生が利用してくれているのではないか」と話す。
 年度後半の各種体育施設の一斉予約に向けた事前登録者数は例年並みの約4700人に達した。勤福センターも10月に入り施設稼働率が上がっている。公民館利用についても、生涯学習課は「大規模イベントは控える動きはあるものの、市民活動団体は割と戻ってきている」と前向きに受け止めている。