政治・経済

スーパーシティ構想実現は住民合意が鍵に 松本市の宮之本副市長に聞く

 松本市の宮之本伸副市長は20日、市民タイムスのインタビューに応じ、AI(人工知能)やビッグデータといった最先端技術を駆使する未来都市「スーパーシティ」を市が実現するには名実共に住民合意が鍵を握るとの考えを明らかにした。国のスーパーシティ構想で国家戦略特区の指定を受けるためのハードルは極めて高いとの認識を示しつつ「松本が選ばれるとすれば市民の圧倒的な後ろ盾にある」と述べ、市民の理解に期待を込めた。 

 同構想への参加を巡っては茨城県つくば市や前橋市など全国に複数の先行都市がある一方、松本市は宮之本副市長の就任に合わせて1日付でプロジェクトチームが発足したばかりで出遅れている。ただ国は来春の区域指定後、該当する自治体に住民投票を原則とする市民合意を求める考えで、この過程が先行都市にとっても大きな足かせになっているという。
 宮之本副市長は「松本が選ばれる可能性は5%との声もある」としつつ、市民意識の高さを念頭に「住民の合意、こういうものに対して期待したい」と述べた。昭和39(1964)年、松本・諏訪地域が新産業都市指定を受け、インフラや産業が飛躍的に発展した歴史に触れ「同様の可能性があるのに選択しないのであれば将来に対する責任が問われる」とも語り、市民に対し粘り強い説明を重ねていく考えに言及した。