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陸上の総体代替大会に中信から2選手

 全国高校陸上競技大会2020(日本陸上競技連盟主催)が23日に広島市で開幕し、中信地区の高校から男女各1人が出場する。中止になった今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)の代替試合という位置づけで開かれ、高校1~3年生の全国のトップ選手が競い合う。中信からは豊科の北沢栞(3年)と松本国際の小平将斗(2年)が大舞台に挑む。

 北沢は女子100メートルと200メートルの2種目にエントリーした。昨年5月の中信総体女子100メートルで当時の県高校記録となる12秒01をマークするなど実力は高く、どこまで記録を伸ばせるかに注目だ。「11秒台に乗せたい。持ち味の中盤以降の加速を生かしたレースをしたい」と闘志を燃やす。
 集大成の年にコロナ禍でインターハイが中止になり「喪失感から言葉も出なかった」という。それでも、いつかある大会に向けて練習を重ね、課題だったスタートの精度を高めた。一方、大会が少ない中で「記録を出さなきゃという焦りで心身にずれがあり、得意の後半でもたついている」と課題も打ち明ける。それでも全国までにきっちりと仕上げる覚悟で「これが引退試合。笑顔で楽しく元気よく、最後は自分らしく笑顔で締めくくりたい」と力を込める。
 小平は男子やり投げに出場する。今月上旬の県高校新人戦で大会新の62メートル06をマークし、県高校記録の歴代3位に食い込んだ。規格変更があった昭和61(1986)年以降では、歴代の1位と2位は平成元年の記録。31年ぶりの更新を射程圏内に捉える実力者だ。
 コロナ禍で大会が相次いで中止になったが「強くなるチャンスだと気持ちをすぐに切り替えた」。パワー不足を補うために、これまで以上にウエートトレーニングに打ち込み、その成果を存分に発揮している。高校生活の最終目標は70メートル超えで、今大会がその試金石になるか。「経験を積み、良いものを持ち帰ってきたい」と気合十分だ。
 大会は23~25日の3日間で、広島市の広島広域公園陸上競技場で開催される。