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豊科で市道を拡幅、歩道新設 ラウンドアバウトも整備

拡幅区間の市道(左側は昨年度に広げた部分)
 安曇野市は、県道豊科大天井岳線の防災広場北交差点(豊科南穂高)以北の市道約600メートル区間で、片側に歩道を新設する拡幅事業を進めている。国道147号の混雑を避けて抜け道で利用する車が朝晩に多く、通学路にしている小中学生の安全を確保する。合わせて、区間北側の交差点を信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」に変更する。
 現状5・5メートルの道路幅を10メートルに広げ、東側に2・5メートルの歩道を新設する。令和元年度から4年度まで4年計画の事業で、もともとが農道のため、沿道の農家に配慮して農閑期に工事をしている。  昨年度は道路西側を広げた。本年度は東側を広げて歩道部分を確保する。来年度は車道と歩道を全面的に舗装し、4年度は区間北側の交差点にラウンドアバウトを新設する。本年度の工事は今月末に始まる予定で、来年3月中旬まで車両が全面通行止めになる。  市によると、この市道は豊科北小学校と豊科北中学校の通学路になっている。道幅が狭く、車がすれ違う際は路肩を歩いている子供たちが田んぼのあぜによけているという。田園地帯を抜ける直線的な道路のため、市建設課は「スピードを出す車が多くて非常に危ない」とみている。  本年度の工事が完了すれば、市は未舗装の歩道部分を暫定的に歩けるようにする。  道路拡幅の目的は歩道新設による交通安全対策がメインだが、区間北側交差点にラウンドアバウトを採用することで、災害に強い道を造る目的もある。ラウンドアバウトは信号機がないため、災害で停電になっても円滑な通行が可能で、設置されれば市内で2カ所目になる。この区間は緊急時のヘリポートになる県民豊科運動広場と市防災広場を結ぶ物資輸送路にもなる。