政治・経済

池田町議会が行財政検証委の設置否決 住民説明会の先行き不透明に

 池田町が財政難から来年度予算編成に向けて取り組んでいる歳出削減に関連し、町議会は19日に開いた臨時会で、町が第三者による行財政検証委員会の新設に向けて提出した条例の改正案を全会一致で否決した。町は同委員会で財政難に至った経緯を検証した上で、歳出削減についての住民説明会を開きたい考えだが、先行きが不透明になった。

 臨時会の前に開かれた議員全員協議会で、町は行財政検証委員会の委員予定者4人を示したが、うち1人について矢口稔氏から「町と利害関係があるのでは」と疑問視する意見が出された。臨時会では、矢口新平氏が「(第三者委員会の前に)町民や議会と深く議論をするべきだ」と反対意見を述べた。
 条例改正は社会資本整備総合交付金事業の事後評価を行う都市再生整備計画評価委員会の設置も併せて行われていたため、ともに否決されることになった。
 行財政検証委員会の設置について、町が議会に説明したのはこの日が初めてで、一部報道が先行したこともあり、議員からは不満が示された。町は20日に正副議長と話し合い、対応を検討するとしている。
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 臨時会ではこのほか、一般会計補正予算と町道屋代線道路改良工事請負契約、GIGAスクール構想の端末購入契約の3議案が原案通り可決された。一般会計補正予算の歳出は公共土木施設災害復旧費1806万円で、歳入歳出にそれぞれ同額を計上した。