地域の話題

故郷の魅力子供たち発見 梓川小6年生歩いて探検

河岸段丘の上で、ガイドから扇状地の説明を聞く児童たち

 地図を手に謎解きをしながら地域を歩き、知られざる歴史や暮らしの営みに触れる探検型の地域学習が16日、松本市の梓川小学校で行われた。安曇野でまち歩きイベントを開いている市民活動団体の案内で、6年生の1学級30人が学校周辺の河岸段丘や排水路、道祖神などを巡り、故郷の魅力を再発見した。

 NPO法人・安曇野ふるさとづくり応援団(安曇野市)が考案した「学区の七つの謎を探せ!」というミッションに、5人ずつの班が挑んだ。七つの謎の位置が示された地図からルートを考えて田園地域を歩き回り、各ポイントの特徴を考えた。
 梓川の河岸段丘では、段丘上に果樹畑、段丘下に水田が広がっている点に着目。ガイドが「なぜだと思う?」と尋ねると、児童からは「段丘の上は水があまりないからかな」。ガイドは「いいところに気が付いた」と手を打ち、砂や小石が多く水はけの良い扇状地になっていることを解説した。扇状地を流れ下る沢に設置された砂防ダムや排水路も巡り、ガイドとの質疑応答を通じて、大水時に土砂が水田に流入するのを防ぐ目的を謎解いた。
 佐倉環希さん(11)は「沢にある施設の造り方にすごく工夫があった。この地域は地味なイメージがあったけれど、意外な魅力があって誇りに思えた」と故郷への愛着を深めていた。
 地域学習ウオーキングは市環境教育支援事業の一環で開かれた。23日にも別の学級が行う。

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