地域の話題

寒さに負けず 心身健康 体操や歌 松本の各地域で対策

 新型コロナウイルスの影響だけでなく、寒さが増すこれからの時季は、外に出るのがおっくうになりがちで、高齢者の気力と体力の低下の進行が心配されている。地域の人と一緒に話したり体を動かしたりすることが心身の健康につながるとして、松本市の各地区・町会は地元で開かれている体操教室やサロンなどへの参加を勧めている。

 各地域では感染症対策を徹底して催しを行っている。芳川地区は今月から、地元のスポーツ推進委員が体操を教える出張講座などを希望する町会の公民館で開いている。密を避けた会場で伸び伸びと運動した村井町町会の住民たちは「久しぶりに体を動かした」「みんなでやれて良かった」と話していた。
 城北地区では、住民有志らが月1回、町内公民館で交流の場「カフェすいれん」を開いている。6月に再開した時は参加者の中に、家にこもっていた影響で足が衰えてしまった高齢者や、気持ちが沈んで表情がない高齢者が多かったという。
 現在はマスクをしながら会話や歌、体操などを楽しんでおり、次回の参加に意欲を見せる人も多いという。寒い時季にも参加しやすいよう、ボランティアで送迎をすることを検討している。運営する「すいれんの会」代表の三村伊津子さん(75)=開智2=は「しっかりと感染症対策をしているので安心して来てもらいたい。気楽に話して元気になってほしい」と人とつながることの大切さを呼び掛けている。