政治・経済

安曇野市でマイナンバー申請急増 市が出張受け付け窓口も

市役所のマイナンバーカード申請・交付窓口
 国民に12桁の番号を割り振るマイナンバー制度で、マイナンバーカードの交付を受ける安曇野市民が急増している。住民基本台帳人口に占めるカード交付を受けた人の割合(交付率)は9月1日時点で18・0%で1年前より5ポイントほど伸びた。市は普及を後押しするため、26日午後1時から4時までイオン豊科店でカードの申請ができる「出張受け付け窓口」を開設する。 
 交付率は全国平均の19・4%を下回るものの、県平均の16・1%を上回り、県内19市の中では東御市の20・2%、諏訪市の19・7%に次いで3番目に高い値となっている。  申請が急激に増えた理由に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って国が全国民に一律10万円を給付した特別定額給付金事業で、マイナンバーカードの所有者にオンラインでの申請を可能にしたことがある。さらに、マイナンバーカードと連結させたキャッシュレス決済サービスで買い物やチャージをすると最大5000円分のポイントがつく、国のマイナポイント事業も大きく影響している。  申請件数は今年5月ころに増え始め、多い月で前年同月の10倍以上もあった。市民課の山崎正浩係長は「家族分まとめてという申請が非常に多い」と説明する。10月に入ってからも伸びている。  市が出張窓口を開設するのは3回目で、イオン豊科店では昨年8月に続いて2回目になる。イオンから提案を受けて計画した。  イオンリテール(千葉市)によると、レジ混雑時の緩和などを目的に電子マネー「WAON」の利用拡大によるキャッシュレス化を推進しており、その関連で全国の自治体と連携してマイナンバーカードの出張窓口の設置を進めている。イオンはマイナポイント事業の決済事業者などとして参画もしている。  出張窓口で申請できるのは安曇野市に住民票がある人で、何も持参せずにその場で手続きができる。申請用写真は市職員が無料で撮影する。カードは約1カ月後にできる。