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展示パネル40枚手作り 中山公民館災害時は避難所の仕切りに

 松本市中山公民館は、18日に館内で始まる文化祭に向けて作品展示用の木製パネルを制作した。元木工職人の鈴木幹夫館長(63)の知識や道具を生かし、脚部を付け替えると災害時に避難所内を区切るパーティションとしても利用できる優れものに仕上げた。

 鈴木館長と文化委員らが3カ月かけて40枚完成させた。縦90センチ、横180センチのベニヤ板2枚を角材の骨組みを挟んで貼り合わせ、扱いやすいよう軽さと強度を両立させた。木材に溝を刻み接続用金具を埋めた180センチの脚に取り付けると長机の高さに合う展示パネルとなり、連結できる。
 これまで他館から借りていたパネルを自前で用意でき、今年は21団体が参加する展示のみの文化祭を11月3日までと長期間設定した。来場者を分散させ、感染予防につなげる。
 パネルは脚部をねじで取り付ける板状の金具に替えると床に自立する仕切りとなる。縦横どちら向きでも対応でき、避難所でのプライバシー保護や飛沫対策に役立てる。金具の薄さにこだわり、上に段ボールなどを敷いてスペースを有効に利用できるよう配慮した。
 鈴木館長は「昨今増えている自然災害に備え、避難所で少しでも安心して快適に過ごせるようになれば」と話している。