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手製イラストで安全・安心 塩尻警察署 野口恭輔さん 防犯・事故抑止訴え

手描きのイラストで防犯、事故防止を呼び掛ける野口さん

 塩尻警察署地域課企画指導係の野口恭輔さん(43)は、手描きのイラストで防犯や事故防止のメッセージを伝えている。警察の活動は堅い雰囲気になりがちだが、親しみやすい絵柄で関心を持ってもらうことで、地域の安全・安心づくりに貢献している。

 署の入り口に設置している特殊詐欺被害防止啓発のホワイトボードや、街頭活動で配る啓発グッズなどに、関連する内容のイラストを描いている。今月はパトカーやブドウを描いて作った塗り絵が、全国地域安全運動(11~20日)に合わせ、12日に塩尻市広丘高出の日の出保育園の子供たちに配られた。署のホワイトボードには、パトカーのサイレンを擬人化したキャラクターなどを描いた。
 赴任して3年目となる塩尻署の前は県警察学校(長野市)で教官をしており、黒板に指導内容を書く際、分かりやすいようにイラストを描いていた。現在、塩尻署に勤める教え子がそのことを覚えており、本年度初めに生活安全課から依頼を受けて再び「筆を振るう」ことになった。
 子供のころから手先が器用だが、警察に入るまで特にイラストを描いた経験はない。仕事で描く際には見やすく、メッセージが伝わりやすい絵を心掛けているといい、「見た人が事件、事故に気を付けようと思ってくれれば」と願っている。